
南極のラッパ吹き
Trumpeter in Antarctic
小さなお話を考えてペンギンさんの金工ペンダントジュエリーを製作いたしました。
小さなお話
南極の冬は極夜…一日中真っ暗。
南極の夏は白夜…ずっと明るい。
南極で暮らすペンギン達は、時を知らせるために交代でラッパを吹くことにしました。
ところが…そのラッパを吹く時間がわかりません。
ペンギン大学の教授が研究を重ねた結果、冬は月が見える方向で…夏は太陽の見える方向で…時間がわかるようになりました。
こうして、ペンギンの大人達は、おおよその時間がわかるようになりましたが、子どもたちには、まだ難しくてわかりません。
そこで、お兄さんペンギンがラッパを吹いて、時を知らせることになりました。
ある日のお昼、お母さんペンギンがごはんの用意をしています。
12時になりました。
お兄さんペンギンが、ラッパを持ってヒョコヒョコ…
「パァーン」
子どもたちが一斉に集まってきました。
朝がきたら「パァーン」お昼になったら「パァーン」夜になると「パァーン」…そしてまた、次の朝がきたら「パァーン」…毎日毎日、お兄さんペンギンのラッパの音が聞こえてきます。