宮沢賢治先生「銀河鉄道の夜」の真鍮ペンダントトップを製作しました。前作デザインから改訂しています。写真ではわかりにくいのですが、ゴールドとクリーム色で品良く仕上がっています。
天の川の奥に向かう汽車、客車の座席の傍に呆然として涙するジョバンニを表現しました。
Story
病の母をささえる心やさしい少年ジョバンニが天の川を眺めていると、たくさんの旅人を乗せた汽車が通ります。気がつくと客車の座席に大親友のカムパネルラと座っています。カムパネルラが「おっかさんは、ぼくをゆるして下さるだろうか。」と意味深な言葉を云います。そして二人は銀河の旅をつづけます。カムパネルラは天の川のひととこを指し、「あそこにいる僕のお母さん...」と云い、姿がなくなります。呆然と立ちあがったジョバンニの涙があふれます。そして丘の草むらで目を覚まします。のちに川に落ちたザネリを救うためにカムパネルラは命を落としたことがわかります。