詩人オスカー・ワイルドの幸福な王子 - The Happy Prince デザイン&Brooch製作しました。
円柱の上に台座、その上に王子の像が立っています。背景に古城を可愛く描いています。
悲しいお話ですが、自らが尽きるまで無償の愛を届け続けた王子とつばめさんの勇ましさを表現した作品です。
新潮文庫 昭和四十三年一月十五日発行、昭和六十一年九月二十日 三十三刷版です。
町の空高く、高い円柱の上に、幸福な王子の像が立っていました。全身うすい純金の箔がきせてあり、目にはふたつのきらきらしたサファイアが、また大きな赤いルビーが刀の柄に輝いていました.....(西村孝次氏 翻訳版 はこのようにはじまリます。)
王子は、世界を旅する小さなつばめさんに、刀の赤いルビー、目のサファイヤまでも抜き取って困窮している人々に役立てるようお願いします。
目の見なくなった王子の代わりに、小さなつばめさんは、旅先で見たものを王子に話してくれます。
金箔も剥がして、貧困の子どもたちに分け与えて鉛の心臓だけになった王子、つばめさんも尽き果てます。
天使がこの二つを天国に届けます。