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シンデレラ Brooch

第22回 岐阜クラフトフェア 2024 出展作品 アクセサリー アトリエ芸文 真鍮で製作したブローチです。零時になり、シンデレラが慌ててかぼちゃの馬車に乗りこみ、舞踏会を後にする場面を描いております。
シンデレラ-Cinderella Brooch 出展作品 アトリエ芸文

【シンデレラ 】


シンデレラのピンブローチ作品です。

同じデザインのペンダントトップも数点製作いたしました。


改めてあらすじを書きました。


[あらすじ]

ずいぶん昔のお話です。


再婚同士の親がおりました。


父の連れ子は、とても優しい少女でした。


一方で、母の2人の連れ子は、どうにも手に負えない娘たちでした。

 

父の連れ子の少女に、ママ母は意地悪をするようになります。


自分の2人の娘には、ベッドや大きな鏡のある部屋を与えて、少女に掃除をさせます。

一方で少女には屋根裏部屋を与え、藁(わら)がベッド代わりでした。


少女は、 かまどの小部屋で灰だらけになって仕事をしていましたが、2人の姉たちに「灰かぶり姫」と言う意味の「シンデレラ」とあだ名をつけられておりました。


しかしシンデレラは灰だらけでも、2人と姉とは比べものにならない美しい少女でした。


𖥣


あるとき、王子様はダンスパーティを催すことになりました。

お金持ちや、有名人など、いろんな人が招かれ、二人の姉も服が綺麗で目立っていたので声がかかりました。


二人の姉は服選びを始め、シンデレラを部屋に呼んで手伝わせるのでした。

 

その時に、二人の姉から言われます。

「シンデレラ、あなたもダンスパーティに行きたくなくて?」


しかしシンデレラは、「わたくしが行くなんて、めっそうもありません。」と言います。


二人の姉は、「ああ、そのとおりだわ。」とかえします。


そして、二人の姉は、からだをほそく見せようと、紐で無理やり、からだを絞り鏡をみるのでした。

 

𖥣


そしてダンスパーティの日がやってきました。

姉たちは、お城へ出かけていきました。


シンデレラは二人の姿が見えなくなると、突然泣き崩れてしまいます。


そこに、乳母に扮した魔法使いがあらわれて、シンデレラの心情を知ります。


そして、「なんとかしてやろうじゃないの。」と言います。


シンデレラは、魔法使いの言うとおりにします。

 

まずは、畑の中で一番大きいカボチャをもぎとってきます。


魔法使いが、ステッキでちょんと叩くと、カボチャはたちまち、馬車になりました。


今度は、ネズミ捕りに捕まったハツカネズミを魔女に渡すと、魔女がステッキで叩き、馬にかわってしまいました。


さらに、魔女はドブネズミを馬を操る御者(ぎょしゃ)変えて、ジョウロの影にいたトカゲをも召し使いに変えてしまいました。

  

 

そして、ステッキでシンデレラの服を叩き、金や銀、宝石をちりばめたドレス変え、さらにガラスの靴を与えました。


シンデレラは、馬車でダンスパーティに向かうことになりますが、魔女より12時を超えると、これらが全て元に戻ってしまうと言われ、それまでに戻ることを約束します。

  

𖥣


パーティ会場では王子様は、素敵なお姫様がやってきたと聞いて、門まで迎えにあがります。シンデレラが馬車を降りると王子さまが手を取って、ダンスパーティ会場へ入っていきます。

 

会場の客たちは、とにかくシンデレラの美しさにびっくりします。


そして王子様と一緒にダンスをしたり、楽しい時間をすごします。

二人の姉は、それがシンデレラとはわかりませんでした。


11時45分の鐘が鳴りました。

シンデレラは、慌てて馬車に乗って帰ります。


二人の姉も家に戻ると、ダンスパーティに現れた美女のことをシンデレラに話しますが、シンデレラは、とぼけて話しを聞いていました。


そして、翌日も二人の姉も、シンデレラもダンスパーティに向かいます。

 

王子様はシンデレラに、やさしい言葉をささやきます。

シンデレラはあまりに幸せな気分になり、時間の経過を忘れてしまいます。


そして、ついに12時の鐘が鳴ってしまいます。


シンデレラはびっくりして、逃げ出すように会場をあとにします。

王子様は追いかけますが、追いつきません。

ただ、シンデレラのガラスの靴が一つ落ちてました。


𖥣


数日後、トランペットが鳴って、国からの知らせがありました。


ガラスの靴に、ぴったりと足が入る女性を王子の花嫁にするというものでした。


役人たちが探し回りますが、その靴にあう女性は見つかりませんでした。


それでも、ついにシンデレラの家にも役人がやってきました。


姉たちの足は入りませんでした。


そして、役人はシンデレラをじっと見つめて、シンデレラに靴をあてがいます。


するり入ってしまいます。


シンデレラが、ポケットからもう片方のガラスの靴を 取り出して、自分の足にはめました。


ふたりの姉は、びっくりします。


さらに乳母に扮した魔法使いがステッキでシンデレラのぼろ服を 綺麗な服に変えてしまいます。


二人の姉もついに気がつき、シンデレラに詫びをします。


数日後、シンデレラと王子様は結婚し、シンデレラの計らいで、二人の姉も、お城で暮らせるようになりました。


終わり。


[製作あとがき]


馬がいななき、12時の鐘が鳴ったお城をあとにする緊迫した場面を描きました。


フレームには、古典的な紋様をつけました。