
【シンデレラ 】
シンデレラのピンブローチ作品です。
同じデザインのペンダントトップも数点製作いたしました。
改めてあらすじを書きました。
[あらすじ]
ずいぶん昔のお話です。
再婚同士の親がおりました。
父の連れ子は、とても優しい少女でした。
一方で、母の2人の連れ子は、どうにも手に負えない娘たちでした。
父の連れ子の少女に、ママ母は意地悪をするようになります。
自分の2人の娘には、ベッドや大きな鏡のある部屋を与えて、少女に掃除をさせます。
一方で少女には屋根裏部屋を与え、藁(わら)がベッド代わりでした。
少女は、 かまどの小部屋で灰だらけになって仕事をしていましたが、2人の姉たちに「灰かぶり姫」と言う意味の「シンデレラ」とあだ名をつけられておりました。
しかしシンデレラは灰だらけでも、2人と姉とは比べものにならない美しい少女でした。
𖥣
あるとき、王子様はダンスパーティを催すことになりました。
お金持ちや、有名人など、いろんな人が招かれ、二人の姉も服が綺麗で目立っていたので声がかかりました。
二人の姉は服選びを始め、シンデレラを部屋に呼んで手伝わせるのでした。
その時に、二人の姉から言われます。
「シンデレラ、あなたもダンスパーティに行きたくなくて?」
しかしシンデレラは、「わたくしが行くなんて、めっそうもありません。」と言います。
二人の姉は、「ああ、そのとおりだわ。」とかえします。
そして、二人の姉は、からだをほそく見せようと、紐で無理やり、からだを絞り鏡をみるのでした。
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そしてダンスパーティの日がやってきました。
姉たちは、お城へ出かけていきました。
シンデレラは二人の姿が見えなくなると、突然泣き崩れてしまいます。
そこに、乳母に扮した魔法使いがあらわれて、シンデレラの心情を知ります。
そして、「なんとかしてやろうじゃないの。」と言います。
シンデレラは、魔法使いの言うとおりにします。
まずは、畑の中で一番大きいカボチャをもぎとってきます。
魔法使いが、ステッキでちょんと叩くと、カボチャはたちまち、馬車になりました。
今度は、ネズミ捕りに捕まったハツカネズミを魔女に渡すと、魔女がステッキで叩き、馬にかわってしまいました。
さらに、魔女はドブネズミを馬を操る御者(ぎょしゃ)変えて、ジョウロの影にいたトカゲをも召し使いに変えてしまいました。
そして、ステッキでシンデレラの服を叩き、金や銀、宝石をちりばめたドレス変え、さらにガラスの靴を与えました。
シンデレラは、馬車でダンスパーティに向かうことになりますが、魔女より12時を超えると、これらが全て元に戻ってしまうと言われ、それまでに戻ることを約束します。
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パーティ会場では王子様は、素敵なお姫様がやってきたと聞いて、門まで迎えにあがります。シンデレラが馬車を降りると王子さまが手を取って、ダンスパーティ会場へ入っていきます。
会場の客たちは、とにかくシンデレラの美しさにびっくりします。
そして王子様と一緒にダンスをしたり、楽しい時間をすごします。
二人の姉は、それがシンデレラとはわかりませんでした。
11時45分の鐘が鳴りました。
シンデレラは、慌てて馬車に乗って帰ります。
二人の姉も家に戻ると、ダンスパーティに現れた美女のことをシンデレラに話しますが、シンデレラは、とぼけて話しを聞いていました。
そして、翌日も二人の姉も、シンデレラもダンスパーティに向かいます。
王子様はシンデレラに、やさしい言葉をささやきます。
シンデレラはあまりに幸せな気分になり、時間の経過を忘れてしまいます。
そして、ついに12時の鐘が鳴ってしまいます。
シンデレラはびっくりして、逃げ出すように会場をあとにします。
王子様は追いかけますが、追いつきません。
ただ、シンデレラのガラスの靴が一つ落ちてました。
𖥣
数日後、トランペットが鳴って、国からの知らせがありました。
ガラスの靴に、ぴったりと足が入る女性を王子の花嫁にするというものでした。
役人たちが探し回りますが、その靴にあう女性は見つかりませんでした。
それでも、ついにシンデレラの家にも役人がやってきました。
姉たちの足は入りませんでした。
そして、役人はシンデレラをじっと見つめて、シンデレラに靴をあてがいます。
するり入ってしまいます。
シンデレラが、ポケットからもう片方のガラスの靴を 取り出して、自分の足にはめました。
ふたりの姉は、びっくりします。
さらに乳母に扮した魔法使いがステッキでシンデレラのぼろ服を 綺麗な服に変えてしまいます。
二人の姉もついに気がつき、シンデレラに詫びをします。
数日後、シンデレラと王子様は結婚し、シンデレラの計らいで、二人の姉も、お城で暮らせるようになりました。
終わり。
[製作あとがき]
馬がいななき、12時の鐘が鳴ったお城をあとにする緊迫した場面を描きました。
フレームには、古典的な紋様をつけました。