
【ブレーメンの音楽隊】
こちらは可愛い三角屋根の透かしタイプのペンダントトップです。
今年も製作いたしましたので、少し長めのあらすじを書いて投稿いたしました。
[あらすじ]
昔のお話です。
荷物を運ぶ仕事をしていたロバは歳をとり、すっかり力が無くなっていました。そのうえ、飼い主が良く思っていないことを感じておりました。
そこで、新天地を求めて家を飛び出し、音楽隊の仕事があるブレーメンという町へ向かうことにしました。
旅の始まりです。
・・・
途中で、一匹の犬が息を切らしていました。
話を聞くと、飼い主と猟に行くものの、昔のように駆け回れなくなり、さらに飼い主に殺されそうなって逃げてきたと言います。
ロバは言いました。
「これからブレーメンへいって、あの町の音楽隊に入団しようと思う。いっしょに来ないか。」
・・・
またすこし歩いていきますと、一匹のネコが道端に座り込んでいます。
話を聞くと、歳をとってネズミを追い回すよりも、ストーブのそばにいるのが好き。
そんなことでは、川の中へぶちこむと飼い主が言うので、飛び出してきたと言います。
ロバは、言いました。
「一緒にブレーメンへ行こうじゃないか。きっと音楽隊に雇ってもらえるよ。」
・・・
今度は、とある屋敷の前を通りかかると、門の上でオンドリが、ありったけの声で叫び立てていました。
ロバが何をしているのかを聞きました。
オンドリは言いました。
「いい天気だと知らせてるところだよ。」
「明日、お客さんが来るんだ。飼い主は僕をスープにして食べるというんた。それで、声の出せるうちに鳴いているんだ。」
ロバが言いました。
「ブレーメンへ行こうよ。君はいい声だ。」
・・・
動物達は一緒にブレーメンの町へ向かうものの、夕暮れとなります。
そのため、ひとまず木の周りで夜を明かす事になりました。
その時、オンドリが木の上から灯りのついた家をみつけてみんなに相談します。
もしかしたら、食べ物があるかもと。
早速、その家の前に着くと、ロバが窓から中を覗いてみます。
ロバが言いました。
「美味しそうな食べ物や飲み物がいっぱいのテーブル、ただ、その周りに泥棒どもがご機嫌でいる。」と。
動物たちは、泥棒を追っ払って御馳走をいただく策略を練りはじめます。
・・・
そして決行の時がきました。
まず、ロバが前足を家の窓にかけ、犬がその背中に乗り、そのまた上にネコが乗り、さらにその上にオンドリが乗ります。
泥棒どもは、窓際の恐ろしい化けものに驚き、さらに窓ガラスが割れて大混乱。
慌てて、森へ逃げ込みます。
・・・
動物たちは、ご馳走にありつき大喜び。そして眠りに入るのでした。
・・・
しかし。
真夜中になり、泥棒の手下が暗闇の家の様子を見にきました。
ところが。
家の中では灯りに見えたネコの目に触れてしまいます。
それからというものの、大騒ぎとなります。
まずは、猫は泥棒の顔を引っ掻きます。
さらに、慌てて裏口から逃げますが、そこに寝ていた犬が噛みつきます。
庭へ飛び出すと、ロバが後足で蹴飛ばします。
おまけに、オンドリも目をさまして木の上から叫びたてます。
とにかく慌てた泥棒の手下は、親分のところへ帰って、言いました。
「あの家は、恐ろしい魔女がいて、あっしの顔を引っ掻き、さらに、男が小刀をあっしの足に突き刺すんです。
庭では怪物がこん棒であっしをブン殴るんです。
おまけに屋根の上には裁判官がいて、その悪者を連れてこいと、怒鳴り立てるんです。」と。
それからというものは、泥棒どもは、二度とこの家に近づこうとはしませんでした。
・・・
ブレーメンを目指した動物達はこの家で豊かに暮らしました。
おわり
[製作あとがき]
結局は、ブレーメンの音楽隊にならなかった動物たち。
もしかしたら、ブレーメンに着いても、雇ってもらえてたのかなと、思うこともあります。
まあ、あまり深く考える必要は、ないですね。
童話でしたね。
まあ、良かったと思います。
追伸
お写真の個体は、ネックレス紐・チェーン接続部分を、仕様変更しております。
数点製作しておりますので、ご購入の際はお好きな個体をお選びくださいませ。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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