
アンデルセン童話『イーダちゃんのお花』から絵を描き下ろして製作したブローチです。
2026年新作です。
[おはなし]
小さな女の子イーダは、大切にしていた花がしおれてしまった理由を学生さんに尋ねます。
すると学生さんは、「花たちは夜、人々が眠ったあとにお城の舞踏会へ行き、一晩中踊るので疲れてしおれてるんだよ」といいます。
イーダはしおれた花を人形のベッドに寝かせて優しく世話してから眠りにつきました。
夜中に目を覚ましたイーダは、隣の部屋で月明かりの中、花や人形たちが楽しそうに踊る不思議な光景を目にします。
しかし花たちは、自分たちは命が長くないので枯れたら庭に埋めてほしいとイーダに頼みます。土の中で眠れば、来年また新しい花として生まれ変わることができるからと。
翌朝、イーダは本当に枯れてしまった花たちを見つけ、悲しみながらも約束どおり庭に埋めてあげました。
...
来年また新しいお花として咲きますね。
本文に出てくる学生さんというのは、実はアンデルセン自身のことと言われています。
(原作和訳は青空文庫でも読めます。)
[絵の検討について]
はかなくも美しいお花たち、この物語に込められたアンデルセンさんの優しい想いを思い浮かべながら、構図を考えて描きました。
原作に登場するユリやヒヤシンス、チューリップ、そして一緒に踊るお人形のソフィーを描いています。お花の葉を手に見立て、手を取り合って賑やかに踊る様子を表現しました。
フレームには、お月さまや楽しげな音符、ピアノの鍵盤をモチーフとしてあしらっています。
