よくいただくご質問
Q.金属の素材は何ですか。
A.真鍮(しんちゅう)です。真鍮は銅と亜鉛の合金です。
赤みのある斑点が出ることがあるのは、亜鉛が抜けて銅の色が出るためです。
古くから美術品、楽器、建具に利用されています。英語ではbrassと言います。
時の経過と共に、酸化・錆が発生しアンティークな風合いを醸し出す素材です。
Q.お手入れはどうすれば良いですか。黒くなりませんか。
A.私の作品は、酸化や錆による変色を抑制するために、コーティングが施してございます。
コーティングは以下の2種類です。それぞれ特徴、メリット、デメリットがございます。
どちらが優秀ということではございません。
(1)ウレタン樹脂吹付塗膜形成
従来より私の作品で採用している方式です。
2024年、2025年の販売分は全ての作品がこちらの方式です。
ほぼ空気を遮断しておりますので、金属の変色が少ないのが最大のメリットです。
お手入れせず(磨かず)にそのままご利用いただいたくのに適しています。
経年で樹脂塗膜が少し黄変するのがデメリットですが、真鍮の色と同化して気にならないと思います。
(2)防錆油浸しによる皮膜形成
(錆が防止できるコーティング)
2023年販売分にのみ、こちらの方式を採用している作品がございます。
磨きをかけることで金色→シルバーのような色合いを楽しんでいただけます。
金属磨き布(無料)をお渡しし、アドバイスをさせていただきます。ご購入の作品をお持ち込みくだい。磨き布は黒くなりますが繰り返しご使用になれます。
ご不明な場合には、お問合せください。
Q.ペンダントトップは、チェーンや紐をつけてもらえますか。
A.クラフトイベント販売では、オプションで本革紐・チェーン、バッグチャーム用チェーンをご用意しており、お仕立てしてお渡しできます。(準備数に限りがございます。)
Q.どのように製作されるのですか。
A.大まかな工程は以下の通りです。
(1)構想〜下絵を描きます。
(2)下絵を真鍮板に写し、銅版画の技法で、絵柄を彫り込みいたします。
18世紀に発明された美術エッチングの技法となります。
(3)糸鋸機で板から切出し、ヤスリで研削、槌で叩き出し、カタチを創ります。
透かし作品は、透かしする部分に穴を開けて糸鋸刃を通して切っていきます。
(4)リューター※という道具で細部の絵柄の彫り込みや丸めの作業をします。
※研削用の先端を取り付け、ドリルのように回転させて研削できる道具です。
(5)ガスバーナーで部品をロウ付け接合をいたします。
(6)作品によって各種の表面処理をいたします。
(7)研磨作業をいたします。
(8)作品によっては、色入れをいたします。
(9)最後に表面のコーティングをいたします。
私の手の中で、カタチになっていきますので個体差があり、個々の作品の個性となります。
イベント販売の際に、お好みの個体をお選びください。
構想から最終工程まで、数ヶ月〜1年かけて製作した作品を皆様に手渡しさせていただきます。
Q.通信販売はしていますか。
A.大変申し訳ございません。
私一人の手作業による製作のため、数に限りがございます。
年1〜2回、クラフトイベントに出展させていただき、手渡しのみとさせていただいております。
メンテナンスのご依頼は常時賜っておりますのでご安心ください。
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